病院における職員による園芸活動の心理的・生理的効果と意識に関する研究
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概要
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医療施設周辺の樹木、花、緑地の現況と、病院周辺の園芸に関する患者および職員の意識を調査した。研究した6病院の内、E病院の樹木密度は最低で花と緑地への意識は最高であり、当該病院では職員による園芸活動が行われていた。そこでE病院職員の心理学的および生理学的条件に及ぼす花と緑地の効果を、質問票とインタビュー調査、唾液アミラーゼ濃度を用いて計測した。園芸活動実施前と比較して実施後では職員の心理学的および生理学的ストレスは双方とも低く、当該活動のストレス軽減効果が確認された。質問票とインタビュー調査も、園芸活動前と比較して活動後により多数の職員が喜びを感じていた。従って園芸活動は病院職員の心理学的および生理学的条件を改善し、園芸活動を通した病院緑地の維持は職員の花や緑地に関する意識をも向上させた。
- 千葉大学園芸学部の論文
- 2012-03-00
千葉大学園芸学部 | 論文
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