日光金精峠亜高山針葉樹林林床におけるコケ植物の分布と土壌水分の関係
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概要
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日光金精山亜高山針葉樹林林床にみられる蘚苔類の生育地特性を明らかにするために,生育地の土壌水分率を測定し,種間の比較を行った。調査地のわずか20mのライン上に最低の9%から最高の84%までという大きな土壌分の違いがみられた。ホソバミズゴケ(Sphagnum girgensohnii)の生育地の土壌水分率が最も高く,コケが生育していない場所でも土壌水分率は比較的高く,オオシノブゴケ(Thuidium tamariscinum)の生育地の土壌水分率は最も低かった。明らかにされた蘚苔類の分布と土壌水分率の関係から,水分状態が異なる土壌に蘚苔類が選択的に生育していると考えられた。
- 千葉大学園芸学部の論文
- 2012-03-00
千葉大学園芸学部 | 論文
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