モモの形質に関連したSSRマーカーの取得
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概要
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(1)Recursive partitioning法により、モモの全連鎖群をカバーするSSR遺伝子型と質的形質および量的形質を解析することにより、形質を区分するマーカーを取得した。(2)質的形質である花粉稔性、酸味および果肉色の区分マーカーは、検証した実生個体で連鎖が見られ、すでに報告のある連鎖地図上の位置とほぼ同じ位置であったことから、本法の有効性が確認された。(3)量的形質では、収穫期の区分マーカーが得られ、実生個体の各遺伝子型と収穫期との間で有意な差が認められた。(4)今回の解析によりモモの形質を区分するマーカーを複数取得することができ、本マーカーを用いることで、目的形質を有する個体が効率で出現させるデザイン育種や早期選抜への応用が期待される。
- 福島県農業総合センターの論文
- 2012-03-00