東北地域で発生した豚インフルエンザ
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概要
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2009年12月、母豚数約200頭規模の一貫生産農場において豚インフルエンザの発症事例に遭遇した。その発症概要について報告する。本症例は、臨床・解剖所見、抗体検査、PCR検査などの成績から、豚インフルエンザと診断した。発生の主体は、離乳舎で飼育中の3~9週齢の子豚群であり、All-in All-Out方式のウインドウレス豚舎に収容されていた。食欲減退・廃絶、発咳などの異常所見を呈した子豚は約70%に達したが、致死率は低く、数日以内に回復した。発生は,2週間程度で終息した。一方、10週齢以上の肉豚群には異常所見は認められなかった。
- 日本豚病研究会の論文
日本豚病研究会 | 論文
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