松くい虫抵抗性リュウキュウマツの育種母樹の選抜について
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概要
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リュウキュウマツはマツノザイセンチュウBursaphelenchus xylophilus(Steiner&Buhrer)Nickleを病原とするマツ類材線虫病に対して感受性が高く、本病による被害が本島全域に広がっている。特に被害の大きかった本島北部地域ではマツ林の減少が認められる。沖縄県林業試験場(現森林資源研究センター)では、マツノザイセンチュウ病被害の恒久的な対策として、平成6年よりマツノザイセンチュウの強制接種による選抜や生存マツの集植を林木育種センター九州育種場の協力を得て行ってきた。今回は、繰り返し行った候補木由来の実生苗に対する線虫接種検定の結果により、母樹の抵抗性評価を行ったので報告する。また、接種年によって生存率(検定強度)に差が認められるか検討した。
- 沖縄県森林資源研究センターの論文
- 2012-03-00
沖縄県森林資源研究センター | 論文
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