施設イチゴに発生するアブラムシに対する飛翔能力を欠くナミテントウの放飼適期
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概要
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冬季施設イチゴにおいて、イチゴケナガアブラムシに対する遺伝的に飛翔能力を欠くナミテントウ(飛ばないナミテントウ)の放飼適期を検討するため,アブラムシ密度が58頭/株,120頭/株および221頭/株の異なる条件下で飛ばないナミテントウ2頭/m2を放飼した。1。58頭/株の条件では,他の条件よりアブラムシ密度が効果的に抑制された。飛ばないナミテントウの放飼適期は,アブラムシ密度50頭/株までと考えられる。2。放飼後の飛ばないナミテントウ成虫は徐々に減少したが,放飼次世代の幼虫が出現することを確認した。飛ばないナミテントウの世代が継続することにより,アブラムシの持続的な抑制効果が期待できる。
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