トウモロコシ(Zea mays L.)の不耕起播種栽培における土壌物理性が播種精度および初期生育に及ぼす影響
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概要
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飼料二毛作体系下でのトウモロコシ不耕起播種において,土壌物理性が播種精度および初期生育に及ぼす影響を調査するために,トラクタを走行させた試験区(踏圧区)に対しトリプルディスク方式の不耕起播種機を用いて播種を行った。その結果,踏圧区では土壌硬度とせん断抵抗値が増加し,また土壌粒径の増加が確認された。それにあわせ,踏圧区における播種精度の低下はみられなかったものの,苗立率および初期生育はロータリ耕区と比較して大幅に低下し,これは土壌の土塊化が原因であると考えられた。これらのことから,二毛作条件でトウモロコシの不耕起播種を行うには,切削された播種溝において,種子と接触する土壌をより細かく砕土する必要性が認められた。
- 日本草地学会の論文
- 2012-01-00
日本草地学会 | 論文
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