路網密度に対応した間伐作業システムの労働生産性
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概要
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路網密度の異なる利用間伐林において,それぞれスイングヤーダとプロセッサを使用した作業システムによる素材生産作業の調査を行った。その結果,フォワーダ道を高密(250m/ha)に配置した施業地では,プロセッサでの直接木寄せによる作業により木寄せ作業の労働生産性が高まり,作業工程全体の生産性向上を可能とした。トラック道を中程度の密度(100m/ha)で配置した施業地で,スイングヤーダによる木寄せを行ったところ,木寄せ作業の労働生産性が低く,作業工程全体の労働生産性を下げる結果となった。今後,12tクラスの林業機械を使用する場合においても,生産性の向上を図る上では高密路網による作業システムの採択も考慮の対象になってくるものと思われる。
- 静岡県農林技術研究所の論文
- 2012-02-00
静岡県農林技術研究所 | 論文
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