イチジク栽培農家におけるいや地被害の発生実態
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概要
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イチジクのいや地被害の発生状況を,大阪府羽曳野市のイチジク産地で調査した。いや地被害と判定される衰弱樹は,調査した7199樹中887樹(12。3%)に認められた。様々な被害程度の樹が各所で観察されたが,その被害指数は中粗粒灰色低地土に比べて,細粒灰色低地土の地域で高かった。樹形による被害の差異はなかったが,樹齢による差異は認められ,被害率,被害指数ともに中齢樹(6~9年生)で高かった。また被害率,被害指数ともに新植に比べて補植樹で明らかに高く,連作障害としての特徴が確認された。こういった被害は,大阪府以外の産地の生産者にも共通して経験されている現象であった。
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大阪府環境農林水産総合研究所 | 論文
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