ESCO事業を利用した環境金融の育成
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概要
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現在、わが国では環境対策による成果が不十分であり、企業を含め国民一人ひとりが環境問題へ取り組むことが重要な課題である。その中で、環境に配慮した資金供給を構築するESCO事業の発展で環境への意識が高まり、また新たなビジネスモデルとして定着できると考えた。しかし、ESCO事業は顧客を金銭面で手厚くサポートするため、その分ESCO 事業者側に金銭的な負担が偏ってしまうという問題が生じる。本稿ではその問題を解決するために地域別環境配慮型投資信託の創造を提案する。この提案は、ESCO事業者への資金供給、ESCO事業関係者( 顧客および第三者であるファンドへの投資家を含めた主体)の環境意識の向上を狙いとし、ESCO事業の普及効果を高める目的がある。さらに、それに伴い税制などの必要な環境整備をすることで、ESCO事業が担う環境対策を通じた資金の流れに地域性を付加した、新たな「環境と金融が両立する」仕組みを提案する。指導教員:安田行宏(経営学部) 日銀グランプリ第5回(2009)優秀賞 外部リンク先:日本銀行・日銀グランプリHP
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- 2009-00-00
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