ラグスクリユーボルトを用いた高靭性ラーメン接合部の開発
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概要
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ラグスクリューボルトを接合具に用いたラーメン用の柱梁接合部・柱脚接合部を開発し、その評価式の開発および実大試験による検証を行った。開発した接合部は、基本的に接合用のボルト、または、アンカーボルトの塑性変形能によって接合部の靭性を確保するものである。これら接合部の評価式をモーメントと力の釣合いから導き、接合部試験の結果と比較した。その結果、計算値と実験値は良く一致した。また、開発した接合部を用いて、3P (2730mm) と8P (7280mm)幅で1層および2層の実大サイズのラーメンの加力試験を行った。その結果、8P試験体では、比較的小さな変形角で柱脚接合部の損傷が見られたが、柱梁接合部の大きな変形能により、全ての試験体で大きな層間変形が得られた。
- 富山県農林水産総合技術センター木材研究所の論文
- 2011-03-00
富山県農林水産総合技術センター木材研究所 | 論文
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