自発摂餌システムによるマハタの摂餌におよぼす水温, 溶存酸素濃度および塩分の影響
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概要
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新しい養殖魚であるマハタを対象に,水温、溶存酸素濃度および塩分などの環境要因が本種の給餌量に与える影響について, 自発摂餌システムを用いて調査した。15℃-23℃の範囲の水温においては,水温が上昇すれば摂餌量が増え、低下すると減少することが示された。溶存酸素濃度については. 2mg/lを下回ると、摂餌量が低下することが示された。塩分については. 12PSUを下回ると、 一時的に摂餌量が低下するものの, 1日で適応可能であること、5PSUではマハタの生存自体に重大な影響があり摂餌はほとんど見られなかった。これらの結果から、自発摂餌システムは、魚の摂餌要求の変化要因を探る効果的な実験ツールと考えられた。
- 三重県水産研究所の論文
- 2011-03-00
三重県水産研究所 | 論文
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