温州萎縮ウイルス (SDV) 汚染ほ場における土壌消毒の効果と台木の耐病性
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概要
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温州萎縮病に汚染された圃場の土壌伝染防止対策として,農薬による土壌消毒と除草剤による罹病樹枯死処理を実施した.罹病樹をそのまま生存させたままでは,罹病樹から1mの距離に植栽したカラタチにおいて定植3年後から感染が認められたが,土壌消毒を実施すると定植後11年経過しても感染は認められなかった. 3種類の台木の中では,カラタチが最も罹病性で,ナツダイダイは最も耐病性であった. ナツダイダイとカラタチの交雑個体は個体ごとに特性が異なるが,カラタチより耐病性と思われる個体も存在した.
- 静岡県農林技術研究所の論文
- 2011-02-00
静岡県農林技術研究所 | 論文
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