無機分析によるショウガの原産国判別法の開発
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概要
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ショウガ(Zingiber officinale)を開放系にて酸分解し、試料溶液を調製した後、誘導結合プラズマ発光分析法(ICP-AES)により10元素(Na、Mg、P、K、Ca、Mn、Fe、Zn、Sr及びBa)、また、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)により17元素(Li、Al、V、Co、Ni、Cu、Rb、Y、Mo、Cd、Cs、La、Nd、Sm、Gd、W 及びTl)を定量した。国産品 45試料、中国産品29試料の定量値を用いて線型判別分析を行うことで構築した原産国を判別する関数は、国産試料3試料を除く71試料を正しく分類した。判別関数の精度をクロスバリデーションにより確認した結果、92%の的中率となり、ショウガの原産国表示の信憑性を無機分析により検証する手法が確立できた。
- 農林水産消費安全技術センターの論文
- 2007-12-00
農林水産消費安全技術センター | 論文
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