親子分離放牧による子牛育成技術の確立 (1)
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概要
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親子分離放牧による噛乳子牛(90日齢まで)の発育を検討するため,トランスバーラ草地において黒毛和種親子12組(雄子牛:5,雌子牛:7)を用いて親子分離放牧を実施し,子牛の発育について検討した結果,以下のとおりであった。1.放牧終了時(90日齢)の体重は,雄子牛が93.9kg,雌子牛が83.9kgであり,雌雄ともに日本飼養標準の標準発育値内(平均値±1.5σ)であった。2. DG(30~90日齢)については,雄子牛はO.66kg,雌子牛は0.68kgであった。3. 放牧期間中,母牛ならびに子牛の血液性状は正常範囲内で推移した。以上の結果より,親子分離放牧において子牛の発育遅延をおこすことなく,日本飼養標準の標準発育値と同程度の発育が期待できる。
- 沖縄県畜産研究センターの論文
- 2008-08-00
沖縄県畜産研究センター | 論文
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