超音波診断装置を利用した黒毛和種肥育牛の早期産肉形質の推定(1)
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概要
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超音波診断装置による肥育牛の生体時における産肉形質の推定精度を向上する目的で,超音波診断装置の画像を画像解析ソフトによって僧帽筋,背半棘筋,胸最長筋,広背筋,筋間脂肪および脹肋筋の輝度を求め,牛脂肪交雑基準値(BMSNo.) ,胸最長筋面積,ばらの厚さおよび皮下脂肪の厚さとの関係を調査した結果,以下のとおりであった。1.皮下脂肪の厚さと広背筋の輝度にO.822と高い相関が得られた。2.等級5区の筋間脂肪の輝度は,等級3区および4区と比較して有意に高い傾向が認められた。3.等級2区は,僧帽筋,背半棘筋および広背筋の輝度が各区と比較して高い傾向を示し,背半棘筋の輝度において,等級4区と有意な差であった。4.等級5区は,各区と比較して胸最長筋の輝度において高い傾向を示したが有意な差ではなかった。5.胸最長筋面積と各組織の輝度との相関は低かった。
- 2006-12-00
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