黒毛和種における地域資源や未利用資源の利用とビタミンコントロールによる肥育方法に関する試験(第3報)
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概要
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黒毛和種において、地域資源である稲ホールクロップサイレージ(以下「稲WCS」) を給与した肥育牛(以下「稲WCS区」) および当場での慣行肥育を行った肥育牛(以下「対照区」) のそれぞれにビタミンC剤を給与し、それらの成績を比較した。その結果は以下のとおりであった。1 増体成績において、去勢では稲WCS区が対照区より優れ、雌では両区とも同等、全体では稲WCS区が対照区より優れていた。2 血漿中ビタミンA濃度については、18、22ヶ月齢で稲WCS区が有意に高い値で推移していた。3 血漿中ビタミンC濃度については、両区に差は見られなかった。4 枝肉成績において、枝肉重量は稲WCS区が対照区より優れていたが、他の項目については対照区が稲WCS区より非常に優れていた。
- 秋田県農林水産技術センター畜産試験場の論文
- 2008-02-00
秋田県農林水産技術センター畜産試験場 | 論文
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