我が国と欧米の法規と学会諸規定にみる動物福祉への配慮
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
欧米および我が国における諸学会の動物福祉関連倫理規定の導入状況と特徴を調査するとともに,日英の関連法規を比較した。我が国の動物県連法規が努力目標をかかげているだけなのに対し,英国の法規では,しばしば数値基準が導入されており,免許・資格・登録制度や査察制度が充実していて,実効的であった。英国の条文がしばしば動物は守られるべきというように動物を主語に書かれているのに対し,我が国の条文では人は何をすべきといった書き方が中心であった。投稿規定に動物の取扱いに関する倫理規定を有する学会の割合は,欧米諸国で52%であるのに対し我が国では36%と低く,とりわけ野性動物関連学会における整備が遅れていた。我が国でも2000年代からは倫理的記載を導入する学会が増加しており,規程の方向性については欧米と大差なかったが,後者においては内容がずっと具体的かつ詳細であった。
- 東京農業大学の論文
- 2011-06-00
東京農業大学 | 論文
- 軟質FRPライニング工法による開水路の粗度係数
- 荷傷みを考慮した農道舗装の路面性状評価手法に関する研究
- 自己補修型コンクリートに関する基礎的研究
- セミホット型アスファルト混合物の農道への適用に関する研究
- FWDによるコンクリート舗装の構造評価に関する研究