'宮川早生'ウンシュウ幼木の着果数の違いが樹体成長、養分含量並びに果実品質に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
'宮川早生'の2年生樹を用い、着果数の違いが一年間の樹体生長、樹体養分および果実品質に及ぼす影響について調査した。1樹当たりの着果数は摘果によりO、1、2、3、4、5および6果の処理区を設けた。着果数が増すほど、樹体の成長量は減少し、特に細根量の減少が著しかった。また、着果数が増すにつれて夏秋梢の成長は抑制された。新梢中のPとK含量が着果負担の増加とともに減少した。夏秋葉中でのK含量は減少したが、CaとMg含量は増加する傾向が見られた。着果負担がO~2果/樹では根のデンプン含量に影響が見られなかったが、4果/樹以上では著しく減少した。根中のデンプン含量と夏秋葉数との間には高い正の相関が認められた。着果数が増すほど果実は小さくなり、可溶性固形物含量および遊離酸含量はともに高くなる傾向にあった.
- 愛媛大学農学部附属農場の論文
- 2010-09-00
愛媛大学農学部附属農場 | 論文
- 亜主枝にあける穴の数の違いがウンシュウミカンの果実品質と花芽形成に及ぼす影響
- 準矮化台木に接いだ細形紡錘形リンゴの主幹近くでの頂芽数の増加に及ぼす夏季剪定の効果
- ウメ種子の層積期間中のβ-シアノアラニン合成酵素活性の変化
- 柑橘園における農薬の散布回数の低減がミカンハダニとその天敵の発生および果実の品質に及ぼす影響
- トウモロコシ残渣堆肥の施用が数種野菜の生育、収量および土壌特性に与える影響