市場価格の高い規搭卵(MS+M+L卵)の生産性向上
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概要
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産卵後期以降の過大卵の発生を抑制し、規格卵(MS+M+L)の生産割合を高めるため、白色レグホーン種を供試し、49~79週齢の間、粗タンパク質含量17%飼料に対して、49週齢から64週齢の間、粗タンパク質含量15%、65週齢から79週齢までの間、13%及び49週齢から79週齢の間、粗タンパク質含量13%の低タンパク質飼料を給与した。1)低タンパク質飼料に切り替えると、卵重の増大が抑制され、対照区の卵重に対して試験1区では2.7g、試験2区では4.4gそれぞれ有意に小さくなった。2)低タンパク質飼料に切り替えると、産卵率が低下し、対照区に比べ試験1区では4.9%、試験2区では10.1%それぞれ有意に低くなった。3)低タンパク質飼料に切り替えると、卵重の増大が抑制され、対照区に比べ試験1区及び試験2区では規格卵(MS十M十L)割合はそれぞれ有意に高くなった。4)経済性は試験期間を通じて各試験区は対照区を下回ったものの、産卵中期においては、CP15%飼料を給与した試験1区が優れた。
- 石川県畜産総合センターの論文
- 2006-03-00
石川県畜産総合センター | 論文
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