大豆レシチン添加による機能性豚肉肉質改善(第2報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
これまでの試験により、肉豚用飼料にアマニ油、ビタミンE、大豆レシチンを添加することで、豚肉中のα-リノレン酸含量を5倍以上含み、食味も通常と同程度の豚肉が生産できることを確認した(平成13-14年度)。今回は、大豆レシチンの代替として大豆油滓添加ミール(大豆レシチン含有)を用い、コスト削減効果と添加量について検討した。1)肉豚用配合飼料にアマニ油1.5%、ビタミンEO.01%、大豆油滓添加ミール2.6%(大豆レシチン0.3%相当)を添加し、8週間給与することで、豚肉中のα-リノレン酸含量を5倍以上含み、n-6/n-3比が4程度で、肉質も同程度であったことから、大豆レシチンの代替として大豆油滓添加ミールは有効であった。2)肉質検査では、各区に差は認められなかった。4)大豆油滓添加ミールの添加により、抗酸化効果が確認できた。5)大豆油滓添加ミールは大豆レシチンと同等の効果が認められ、生産コストの低減が期待できる。
- 石川県畜産総合センターの論文
- 2005-03-00
石川県畜産総合センター | 論文
- 体細胞クローン新生子牛の蘇生方法に関する検討
- Brilliant cresyl blueによるウシ未成熟卵子の染色性の違いが核移植胚の発生に及ぼす影響
- 移植前の黄体検査による受胚牛の選定
- 嫌気貯蔵豚糞の堆肥化と消石灰の添加効果
- サイレージおよび乾草調製中の降雨による飼料成分の損失