森林水源涵養機能論は舶来だったのか?(3)
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概要
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前章では、森林の水源涵養機能をめぐる議論を3種に分けて整理し、近世・近代の日本は「思想・文化としての水源涵養機能論」を有しており、「政策・制度としての水源涵養機能論」は1897年の森林法制定でオーソライズされたが、「科学・技術としての水源涵養機能論」が未達成のまま残されたと総括した。本節では、近代における「科学・技術としての水源涵養機能論」のゴールとはどういうものであったのかについて検討したい。なおここで「科学・技術」という用語は、人文・社会・自然の各科学分野およびそれらの学際分野および融合分野も含めて用いている。
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