新技術を取り込んだ和牛繁殖経営の生産率向上技術の開発
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概要
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岐阜県の施策である「黒毛和種繁殖雌牛10,000頭への増頭」のため、繁殖農家の生産性向上を目指し、新技術を取り込んだ黒毛和種繁殖雌牛飼養技術の開発に取り組んだ。1.黒毛和種繁殖雌牛の子牛育成に影響する種牛性(今回はとくに泌乳量について)は、個体によって大きなバラツキがあり、子牛発育の斉一性を高めるためには、個体ごとの種牛性を把握することが重要である。2.繁殖雌牛個体ごとの種牛性(泌乳量)を把握するために、子牛の胸囲の伸びを測定することは、生産現場で簡易に実施可能で、その母牛の種牛性(泌乳量)を把握する有用な指標になることが示唆された。3.乳量に大きな差のある黒毛和種個体間でも、乳質(とくに単位あたりの栄養価について)には差がなく、子牛発育に係る乳量の把握に際して、乳質は無視できることが示唆された。4.乳量の劣る母体の子牛に、母乳と併用し、哺乳ロボットなどを用いて代用乳を補助哺乳することで、子牛育成初期の発育斉一性向上に寄与できる。
- 岐阜県畜産研究所の論文
- 2009-07-00
岐阜県畜産研究所 | 論文
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