有機農産物についての消費者意識と生産農家の実態把握
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概要
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最近、立て続けに食品への薬物混入、中毒事件がおこり、消費者の間で食品安全性に関する不安が高まりつつある。今、私たちは安く容易に手に入り、豊富な品揃えで健康にも良い美味しい食料を求めている。これは今後も変わらない。ここで注目したいのは有機農産物である。有機農業は地域の自然を活かした堆厩肥を使用し、化学肥料・農薬は使用しない農法である。有機農業により育てられた農作物は環境への負荷が少なく、人体の残留薬物の心配も少ない。平成18年には農業の持続、発展と調和をうたう「有機農業の推進に関する法律」が制定された。これは、有機農業の推進に関する施策を総合的に講じ、有機農業の発展を図ることを目的としている。有機農業の発展には有機農産物の販路の確保・拡大を行い消費を増やすことも政策の一つである。しかし、生産者が積極的に販売しても消費者の有機農産物への理解とニーズが分かっていなければ結果はついてこない。そこで本論文では、消費者と生産者双方の意見を聞き生産者の現状と消費者のニーズを踏まえ、有機農産物の販路拡大のヒントを得て、消費を増やすその政策を提案していくことを始めとし、有機農業の拡大に必要なことを導き出していくことを課題とする。
- 愛媛大学農学部の論文
- 2009-10-00
愛媛大学農学部 | 論文
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