飼料用トウモロコシにおける省化学肥料栽培技術の開発
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概要
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飼料用トウモロコシにおける省化学肥料栽培技術の開発。飼料用トウモロコシの栽培では、もちろん肥料が入っておりますが、肥料には大きく窒素とリン酸とカリという3つの肥料成分があります。このうちリン酸がトウモロコシの場合非常に多いにもかかわらず、今のところ減らすことができないことが問題です。その一方で、トウモロコシにはリン酸を吸収する微生物が根に付きます。菌根菌と呼ばれています。この菌根菌が付くとリン酸の吸収がかなり促進され、他の窒素等の吸収も促進されるのですけれど、リン酸を減らせる可能性があるのではということで試験をしています。結論から申し上げると、リン酸を減らせる条件がかなり整いつつある、菌根菌がトウモロコシにうまく付いてくれればリン酸肥料が減らせる可能性が高い、というように判断しています。キーワードとしては、飼料用トウモロコシとリン酸、菌根菌、それからどうもリン酸を減らせそう、この4つが今日私がお話したい内容になります。
- 北海道農業研究センター総合研究部の論文
- 2009-08-00
北海道農業研究センター総合研究部 | 論文
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