超感度エネルギー分散型蛍光X線分析装置を用いた乾しいたけの栽培方法及び原料原産地判別の簡易・迅速測定法の検討(2)
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概要
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超感度エネルギー分散型蛍光X線分析装置(新型EDXRF)を用いて、乾しいたけ(中国産菌床栽培品31サンプル、中国産原木栽培品36サンプル、日本産原木栽培品39サンプル)106サンプルを試料として、P、S、Cl、K、Ca、Mn、Fe、Cu、Zn、Br、Pb、Rb及びSrの13元素の蛍光X線スペクトルを測定した。栽培方法、原料原産地を判別するための判別関数を構築した。その結果、菌床と原木の判別はZnの1元素で判別的中率が100%、日本産原木と中国産原木との判別はFe、Cu、Pb、S、Br及びClの6元素で93.3%、日本産原木と中国産原木と中国産菌床の判別はP、Cu、Zn、Pb、Mn、Br及びClの7元素で95.3%となった。新型EDXRFを用いることにより、乾しいたけの栽培方法及び原料原産地の判別を簡易・迅速に実施できる可能性が示唆された。
- 農林水産消費安全技術センターの論文
- 2008-12-00
農林水産消費安全技術センター | 論文
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