ソバ品種「キタノマシュウ」の育成とその特性
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概要
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ソバ品種「キタノマシュウ」は、北海道農業研究センター畑作研究部遺伝資源利用研究室において育成され、2006年10月「そば農林4号」として農林登録された。「キタノマシュウ」は、「キタワセソバ」集団から選抜された有限伸育性個体に由来する。「キタノマシュウ」の主な品種特性および栽培特性は以下の通りである。1)「キタノマシュウ」は有限伸育性で、「キタワセソバ」に比し、草丈が3〜5cm低く、耐倒伏性にやや優る。2)子実重は「キタワセソバ」より、同程度から微増である。3)実需による食味試験の結果、甘みがあり良食味である。4)他品種と交雑するので、集団的に隔離栽培する。5)多肥もしくは晩播により倒伏しやすくなるので、適正施肥及び適期播種に努める。6)「キタワセソバ」並に脱粒するので、適期収穫に努める。
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- 2009-09-00
北海道農業研究センター | 論文
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