アサリの増殖を目的とした改良型カキ殻漁場の検討
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概要
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アサリ稚貝の着底効果があるとされているカキ殻漁場造成について、カキ殻と砕石を用いカキ殻流出を防止するための方法を検討した。1)カキ殻区と砕石区では漂砂の堆積が見られたものの、カキ殻砕石区では漂砂の堆積はほとんど見られず、漁場改良状態の維持効果が見られた。2)カキ殻区と砕石カキ殻区で他の試験区よりも当歳貝密度が高く、着底促進効果が確認された。3)当歳貝密度と漁場の粒度組成には明確な相関があり、この漁場では粒径5-10mmあるいは2-10mmの粒度、すなわち5mm前後の粒度を増加させることで当歳貝数を増やすことができると考えられた。
- 宮城県水産研究開発センターの論文
- 2009-03-00
宮城県水産研究開発センター | 論文
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