機能性特殊鶏卵生産技術の確立(第2報)
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概要
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特定の栄養成分を強化した鶏卵は市場に多く出ている。本研究ではn-3系列脂肪酸と抗酸化剤であるビタミンEを強化した特殊鶏卵の生産を目的に、前報では植物油脂であるアマニ油とビタミンEの添加飼料を採卵鶏に給与し、特殊成分への影響を検討した。その結果、給与開始から4週経過時で卵黄中のα-リノレン酸含有率が無添加区の約8倍に増加、n-6/n-3比(多価不飽和脂肪酸バランス)が4以下に低下し、またビタミンE濃度が切り替え4週間給与したところn-6/n-3比は4以下を持続したが、ビタミンE含量については残効性がないことが認められた。そこで今回の試験では、添加効果が認められた4週時を、開始からさらに詳細に調査し、α-リノレン酸とビタミンEの卵黄中への移行時期について検討した。また多価不飽和脂肪酸含有率が上昇することによる鶏卵の食味への影響を検討するために数種類の調理方法で食味検査を実施し、次の結果を得た。1)産卵成績は、平均卵重についてアマニ油3%とビタミンE200IUを混合添加した2区で無添加区の3区に比べ有意に大きかった。(P
- 石川県畜産総合センターの論文
- 2000-10-00
石川県畜産総合センター | 論文
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