RT-LAMP法による数種作物およびミカンキイロアザミウマからのトマト黄化えそウイルス(TSWV)の検出
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
TSWVのNSm遺伝子領域から152bpを増幅するLAMPプライマーを設計し、キクを含む各作物から全RNA抽出後RT-LAMP反応を行った。その結果、TSWV感染キク、トマト、ピーマンから電気泳動で増幅産物が確認され、各健全作物およびINSV感染インパチェンスからは確認されなかった。RT-LAMP法とTSWVモノクローナル抗体を用いたDAS-ELISA法の検出感度をキク感染葉を段階希釈して検討したところ、RT-LAMP法が25倍高い検出感度を示した。また、本法はミカンキイロアザミウマのTSWV保毒をDAS-ELISA法よりも高感度に検出した。以上から、TSWVによるキクを含む数種農作物の感染およびミカンキイロアザミウマの保毒をRT-LAMP法で高感度かつ迅速に診断することが可能と考えられた。
- 近畿中国四国農業研究協議会の論文
- 2009-03-00
近畿中国四国農業研究協議会 | 論文
- スプレーカーネーションの夏切り作型における2年据え置き栽培法
- キュウリアスコルビン酸オキシダーゼ遺伝子のプロモーターの傷害誘導性シスエレメントに結合する新規タンパク質
- ウシのこすり付け行動における硬質ダクトホースの利用性
- 連動スタンチョンの繋(けい)留時間の違いが黒毛和種繁殖雌牛の採食と行動に及ぼす影響
- 酸性デタージェント繊維(ADF)測定の迅速化