釧路川流域のイトウ(Hucho perryi)産卵河川における礫の移動・供給に関する調査研究
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概要
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北海道東部の緩蛇行河川において、サケ科魚類イトウHucho perryiの産卵床は、蛇行区間の崖が洗掘され、堆積したと思われる河床の礫底に造成される傾向にある。そこで本研究においては、崖が存在する蛇行区間と崖が存在しない蛇行区間の物理環境を測定し、礫の供給が崖に依存しているか否かを調査した。結果、両蛇行区間の比較において、川幅、流速、半径に有意差はなかったが、水深は崖のある蛇行で有意に浅く、礫サイズも崖のある蛇行で有意に大きかった。また融雪増水時に投入した礫に移動が認められなかったことから、礫の供給は上流域からではなく崖が洗掘されることにより供給されるものと推定された。
- 東京農業大学の論文
- 2008-12-00
東京農業大学 | 論文
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