竹繊維の特性とその用途開発について
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概要
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一般の木材資源が再生までに数十年必要であるのに対して僅か2〜3年で再生するという資源・環境面からの利点から竹素材が注目を集めている。物理的圧搾とアルカリ処理を組み合わせることで、竹稈より効率的にしかも損傷の少ない竹繊維を取り出せることは既に報告した。この竹繊維の繊維長は平均で約1.8 mmと短く、衣料用素材には適さないが、その形状が直線状であり、繊維幅に対する繊維長の比であるアスペクト比も約120程度あることから、強化素材として使用できるのではないかと考え、繊維強化プラスチック(FRP)の繊維材料への適用を検討した。あわせて、竹繊維取り出し時に副産物として得られる柔細胞の利用方法についても検討した。
- 東京都立産業技術研究センターの論文
- 2008-11-00
東京都立産業技術研究センター | 論文
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