附属AFC構内ステーションの放牧牛に飛来するアブ,ハエ類の出現種とその数
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概要
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本研究の放牧地における飛来昆虫の種類を同定し、それら飛来昆虫の季節消長および日周期性を調べた。その結果、アブ類はわずか5種のみであり、他地域に比べ極めて単純な種構成だった。また、ハエ類はイエバエ科が4種同定された。他地域と比べ、種数はほぼ同じだったが、刺咬性、非刺咬性の割合は大きく異なり、刺咬性はほとんどいなかった。さらに、アブ類は、午前中に多く認められたが、飛来数が極端に少なく、明確な日周期性は認められなかった。ハエ類の日周期性は気温の変化と同調し、その飛来数は気温の上昇とともに増加した。
- 信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センターの論文
- 2003-03-00
信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター | 論文
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