カラマツ人工林における個体間競争が直径成長と枯死に及ぼす影響
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概要
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鳥取大学農学部蒜山演習林内のカラマツ人工林を対象として、優勢指数、競争指数および優勢度と定期直径成長量および枯死との関係を検討した。優勢指数が高い個体ほど定期直径成長量は大きく、また、競争指数が高い個体ほど直径成長量は小さい傾向が認められた。しかし、優勢指数が5.0を超えると、定期直径成長量は一定の値を示す傾向が認められた。優勢度と定期直径成長量との間には正の相関関係がみられた。生存木と枯死木との間で、これらの競争指標の値は異なっていた。以上の結果より、これら3つの競争指標は、個体間競争を記述する指標として有効であると結論した。
- 信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センターの論文
- 2003-03-00
信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター | 論文
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