分類プログラムC4.5を用いた集運材作業の生産性推定
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概要
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本論文では、林地条件や、作業条件の異なる、作業条件など広範囲に及ぶ多種多様な条件に対応した作業功程推定手法としてパターン分類器C4.5を利用した手法を提案するとともに、船生演習林を対象とした作業功程の推定を行った。この結果、車両系機械による集材では、木寄距離を5m以内、20度以下の勾配で使用すること、強めの間伐と併用することが効果的であることが明らかにされた。架線系機械皆伐作業の場合には、全木集材などの作業方法が生産性が高いことが確認された。また、間伐作業の場合には、強間伐、集材距離78m以下、作業員数2名程度とすることが効果的であることと判断された。これらの結果から、この手法は、作業システムの選定を行う上でも有用であることが明らかにされた。また、決定木やif-thenルールの使用により、集材作業の属性分類構造が理解しやすいことが確認された。
- 宇都宮大学農学部の論文
- 2001-03-00
宇都宮大学農学部 | 論文
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