「日本と/かブラジル」という限界を越えて--ある日本人の移動に関する生活史
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概要
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本稿は、ブラジル移住経験のある日本人男性、S氏の生活史をおもに移動ルートの再構成を通じて素描するものである。この作業により、筆者をふくむ移民の研究者たちがもはやその研究対象をどこか特定の空間――移住先なり出身国なり――に押し込めておく、「近代」特有のやり方がますます困難になってきていることが理解されるであろう。それをふまえ、本稿ではつぎに〈住むこと〉から〈移動すること〉へとわれわれ研究者の視点をシフトしていく可能性を検討する。
- 三重大学人文学部文化学科の論文
- 2011-00-00
三重大学人文学部文化学科 | 論文
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