握力強化・健康増進用具「にぎってごらん」の印象評価
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概要
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本調査の目的は,玄米にぎにぎ体操に用いられるにぎにぎ棒(ダンベル)を低体力者でも力を入れて握りやすく,安全に使いやすくすることを目的として開発された「にぎってごらん」について,開発意図を反映した用具になっているかどうかに関して印象評価を実施し,オリジナルの形状に対する印象評価の結果と比較検討することである。対象者は,糸島市の事業で健康教室に参加している65歳以上の高齢者50名であった。対象者には,実際の評価用具および通常用具に添付して販売される用具使用上の説明書を配布し,実際に見たり握ったりしてもらいながら,各評価項目に対して対象者が抱いたイメージについて回答してもらった。にぎってごらんはオリジナルに比べて,力の入れやすさや握りやすさに加えて,安全性,携帯性の評価が高く,開発意図通りの評価が得られた。また,オリジナルの使用経験や運動習慣に関係なく「にぎってごらん」は高評価であった。ただし,今回の対象は健康教室に参加していた高齢者であり,今後は,自立・虚弱高齢者を対象者とした検討に加え,用具の効果検証が必要である。
- 九州大学健康科学センターの論文
- 2013-03-29
九州大学健康科学センター | 論文
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