基礎疾患下での虚血障害と薬物の効果
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概要
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近年,老齢化社会を迎え,糖尿病,高血圧,高脂血症, 動脈硬化などの基礎疾患を持った高齢者が増加している. これらの基礎疾患下では,わずかな変化でも臓器や組織が虚血に陥りやすく,更に,虚血時の代謝異常や生理活性物質に対する感受性・反応性の変化による微小循環障害などにより,虚血障害が充進することが考えられる. 薬理学的研究上,最終的には病態下での検討が重要となってくる.また,血流の完全途絶の状態より,その周辺部あるいはその前段階の低流量灌流状態が病態の進展の上からも薬物療法上からも重要だと思われる.不完全虚血時の臓器局所循環調節は,臓器特異性があり,またいろいろな因子が複雑に関連しているので,少なくとも臓器, 最終的には生体位での検討が必要となる.rights: 日本臨床薬理学会rights: 本文データは学協会の許諾に基づきJournal Archiveから複製したものである
- 日本臨床薬理学会の論文
- 2007-00-00
日本臨床薬理学会 | 論文
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