神経筋接合部におけるアセチルコリン受容体チャンネルのH_2制御
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概要
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神経系のシナプス間隙伝達物質の1つであるアセチルコリンAchが特異的に結合するチャンネルの過渡的特性とH2制御機能を解析した。Ach受容体チャンネルの開閉を6つの状態モデルすなわちAch分子が1こ、または2こ結合してチャンネルが開いている状態と閉じている状態、およびAchが結合していない状態での開閉を6個の状態方程式で記述した。制御入力としてはAchを設定した。これに対してH2制御設計をおこなった。制御と観測の2つの方程式群はリカッチ方程式で連結した。質量保存則を用いて合計10個の微分方程式を数値計算で解いた。Ach分子が1こ、または2こ結合した受容体分子の過渡的変動を計算することが可能であった。本研究は中枢神経系伝達物質の受容体結合過程の制御特性を評価すううえで有用である。We proposed an H2 control and system design method for analyzing multi state Acetylcholine channel transition in the synaptic transmission of the central nervous system. The acetyl cholinereceptor binding processes consisted of one Ach-receptor complex, two Achs -receptor complex and Ach free receptor. Each of them have activated form of inactivated form. Ach was set as control input. For the H2 control, we induced the differential equations for the state variables and estimator of the system which were expressed by two Riccati equations. By solving the differential equatioins linked by the Riccati equation, the transient changes in the concentration of the Ach-receptor complexes were computed numerically. The present investigation will be available for Ach-receptor channel function of the central nervous system.rights: 社団法人電子情報通信学会rights: 本文データは学協会の許諾に基づきCiNiiから複製したものであるrelation:isVersionOf: http://ci.nii.ac.jp/naid/110003301267/
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