肺再灌流障害に対する抗接着分子抗体の抑制効果
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概要
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肺再灌流障害に対する抗接着分子抗体の抑制効果について,ラットで肺温阻血モデルを作成し検討した.温阻血時間を45分,再灌流時間を8時間とした.阻血10分前にmouse IgG 1mg/kgを投与したI群,抗LFA-1抗体1mg/kg投与したII群,抗LFA-1抗体,抗ICAM-1抗体を各々1mg/kgずつ投与したIII群に分け,阻血前,阻血後,再灌流2時間後,8時間後にwet/dry weight ratio(W/D ratio), myeloperoxidase activity (MPO activity), respiratory index(RI)を測定した.II群はI群に比べて再灌流2時間後,8時間後において,RI,W/D ratio,MPO activityが有意に低値であった.III群では更にII群に比べて再灌流8時間後で,RI,W/D ratioが有意に低値であった.抗接着分子抗体は,肺再灌流障害を抑制する可能性があることが示唆された.rights: 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会rights: 本文データは学協会の許諾に基づきCiNiiから複製したものであるrelation:isVersionOf: http://ci.nii.ac.jp/naid/110007153652
- 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会の論文
- 1994-05-20
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会 | 論文
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