現代人権論ノート
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概要
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この「ノート」は、京都女子大学現代社会学部で2002年度から3回生(2004年度から2回生)対象に開講してきた授業科目「現代人権論」において受講生に配布した講義要旨に手を加えたものである。人権に関する理論、歴史、制度、現状、現代的課題などについて、学生に最小限の基本的な認識を身につけてもらうことを目標としている。取り上げるべきテーマは多くあるが、半年の授業という時間的制約があり、多岐にわたる内容を扱うことにともなう専門的、能力的制約もあって、このような内容に留まっている。なお、ジェンダー、家族、教育、情報、医療、環境などのテーマは、現代の人権に関わって重要であるが、他の授業科目でもっと詳細に論じられているので、ここでは取り上げなかった。また、現代の問題を取り扱っているので、考察の対象とする状況や制度は絶えず変化している。このノートでは、2006年6月時点のできるだけ新しいデータを用いるように努めたが、十分でない面があることをお断りしておく。とにかく、授業内容をこのような形で公にすることにより、広く批判的なご意見をいただくことができれば幸いである。なお、紙幅の制限のため、量的には全体の約3分の1を占める、「Ⅵ さまざまな人権問題」( 1 部落問題、2 エスニシティと多文化主義、3 日本と韓国・朝鮮)と題する講義の最後の部分は省略した。This paper is based on the hand-out distributed to the students at the class 'Human Right in Contemporary Society', in the Faculty for the Study of contemporary Society, Kyoto Women's University. It deals with theory, history, present conditions, social systems, and some particular problems, necessary for the study of human right. Human right is a large-scale theme relating to various academic fields, so in writing this paper I depend largely on specialized literature of each field.
- 京都女子大学現代社会学部の論文
- 2006-12-00
京都女子大学現代社会学部 | 論文
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