不道徳人間ともっと不道徳的社会--R.ニーバーのキリスト教現実主義の考え
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概要
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本論文の題名「不道徳人間ともっと不道徳的社会」は、R.ニーバーの著書『道徳的人間と非道徳的社会』(Moral Man and Immoral Society, 1932)をもとにしている。ニーバーは20世紀前半、北アメリカ・プロテスタントキリスト教の中心的神学者であった。ニーバーは後に、著書の題名は内容上、本論文の題名の方がふさわしかった、と述べている。ニーバーは、個人の行動は宗教的罪によって穢れることはあっても、場合によってその個人は宗教的罪を越えて善い行いに近づくことが出来ると言う。しかし、集団の行いは個人の悪意をはるかに超えているために、集団の悪意・悪行と個人の悪意・悪行には比べられない差があると注意する。個人は良意識があり、たまにそれに従うが、集団には良意識はない。
- 京都女子大学現代社会学部の論文
- 2005-12-00
京都女子大学現代社会学部 | 論文
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