健常児のひらがな模写におけるマイクロスリップと調整動作の出現とその発達的検討
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概要
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発達障害に見られる不器用さは、就学後の書字活動に大きく影響する。不器用さの問題を考えるにあたり、書字活動を筆跡などからの結果や構成能力、あるいは運動学的な視点だけではなく、動作過程そのものの評価が必要と考えた。本研究では、健常児の書字における発達を、動作中の「マイクロスリップ」と「調整動作(配置換え、鉛筆の持ち直し、姿勢の変化など)」に着目した。ひらがなを読むことができ、書いた経験のある年長児から小学校3年生までを対象とし、ひらがなの模写課題を行い、動作中に見られる「マイクロスリップ」と「調整動作」の各項目をカウントした。その結果、年齢とともに減少するもの、2年生まで減少するが、その後3年生でひらがな模写の質的な変化によって、再度増加が見られるものなど、特徴的変化が各項目で観察され、また各項目間の関連性も確認された。最後に、各学年の発達的特徴を総合的に考察した。
- 滋賀大学教育学部の論文
- 2012-03-00
滋賀大学教育学部 | 論文
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