シミュレーション演習におけるe-Learningおよび協調学習の適用
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概要
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教育の現場では,言葉のみで伝えることの難しさや,イメーシ(映像等)で伝えることの有効性を実感することが多い.学生自身,言葉からイメージしたり言葉で表現したりするだけではなく,イメージそのもので感じたりイメージそのままで表現する機会が多いことが少なからず影響していると推察される.これを現実とするならば,「現場を現実的な感覚(イメージ)で理解できる教育」による学習効果は充分期待できるはずである.さらに,コミュニケーション能力向上がもたらす問題意識,問題解決能力の向上の効果は,語学学習のみならず,様々な場面で発揮されている.つまり「コミュニケーション能力を養い学習意欲を向上できる教育」による相乗効果も充分期待できるのである.そこで,本学(新潟国際情報大学)の演習において,(1)「現場を現実的な感覚(イメージ)で理解できる教育」として,その感覚を養いやすい「シミュレーション技法」を取り入れ,さらに,(2)「コミュニケーション能力を養い学習意欲を向上できる教育」を実践する「協調学習」を導入した.本論文はこの演習の概要およびその効果や現状の問題点等に関して解説するものである.また,本研究は,社団法人私立大学情報教育協会の経営工学教育IT活用研究委員会において議論され,同協会の報告書「大学教育への提言 ファカルティ・デベロップメントとIT活用 2006年版」において「ITを活用した授業モデルの事例紹介」の中に収録されたものである.
- 新潟国際情報大学情報文化学部の論文
- 2007-05-30
新潟国際情報大学情報文化学部 | 論文
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