基礎看護技術教育における基本動作の重要性
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概要
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本研究は,基礎看護技術教育における看護技術の基本動作の習得過程について考察するために,学内実習場面における看護技術の基本動作の難易度を分析し,教育内容・方法の課題を明らかにすることを目的とした.研究方法は,まず,Fleishman & Hempelの先行研究を援用し,基礎看護技術の項目ごとに基本動作を構成する要素について抽出した.さらに,基礎看護技術の学習過程でどのような基本動作が習得されたのかを質問紙による調査を実施し,得られたデータを加重平均法で分析を行った.その結果,1.基礎看護技術で,最も難易度が高い項目は,筋肉内注射であった.2.看護技術の基本動作の技術的な構成要素は10種類であった.3.看護技術の基本動作における構成要素の占める割合は,精神運動の協応,視覚表象,手指・腕の動作の速度が高いことが明らかになった.これらの結果を踏まえた教育内容の組織化の必要性が示唆された.
- 飯田女子短期大学の論文
- 1999-00-00
飯田女子短期大学 | 論文
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