製品計画からみた原価会計の機能
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概要
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企業経営の近代化に伴って、科学的管理法の一手段として原価会計のもつ役割が再認識せられ、財務会計の側面からとらえた実際原価会計(historical type of cost accounting)から原価管理を主題とする管理的原価会計(cost accounting for control)に展開されるに至ったのである。このような原価会計の変遷については、原価会計のもつ計算方式の精度の向上という点において把握されるにしても、企業経営は、経済社会における統一的意思活動であり、外的諸要因との調整を保持することによって始めてその 運営を期待しうるのである。したがって原価会計の対象となる製造活動自体が、製品またはサービスを製造するという機能的な観点においては、場所・時間を問わず統一的概念で把握しえられる。
- 明治大学商学研究所の論文
- 1960-07-20
明治大学商学研究所 | 論文
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