ジーン・トゥーマー--その伝記的側面
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概要
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一九六九年、ジーソ・トゥーマー(Jean Toomer,1894.12/26-1967,3/30)の砂糖きび」(Cane,1923)が、じつに四十数年ぶりに翻刻出版された。同年十一月十九日付の『ニューヨーク・タイムズ・ブック・レヴュー」は、ロパート・ボーン(Robert Bone)の書評を大きく掲載しているが、次の文章はその冒頭の一節である。 「半世紀近くたってはじめて、黒人による文学的想像力の大きな所産が一般読者の手に入るようになつた。一九二三年、ボニ・アンド・リヴァライト社(Boni and Liveright)から出版された『砂糖きび』は、商業話には不成功だった。五百部ほど売れて、やがて市場から消えてしまったのである。
- 明治大学文芸研究会の論文
明治大学文芸研究会 | 論文
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