ディジタルおもちゃづくりを取り入れた小学校ものづくり授業の実践
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概要
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現代の子供たちが遊ぶ多くの玩具には、ディジタル技術が使われている。一方で、これらのディジタル技術は使われる(子供たちは、ディジタル技術を取り入れた玩具で遊ぶ)ばかりで、子供たちが実際にものづくり等で活用する機会は、ほとんどない。そこで、本研究では近年拡がりつつあるパーソナル・ファブリケーションを取り入れ、ディジタル技術を活用したおもちゃづくりを題材に、小学校4 年生を対象とした16回のものづくり授業をデザイン・実践した。授業では、「おもちゃに新しい命を与える」ことを目的に、児童が今まで親しんできた玩具に、プログラム制御可能な小型コンピュータ「Cricket」を埋め込み、モータやセンサ等を接続し、新しいおもちゃづくりを行った。本授業の最後に、児童が作成したレポートからは、Cricket、おもちゃ製作、研究活動に関する多様な記述がみられ、児童の学びも多岐に渡っていることが確認できた。
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大阪大学大学院人間科学研究科教育学系 | 論文
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