自閉症の子どもの言語獲得と認知発達の関係(1)
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概要
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自閉症の子どもについて,ことばの獲得と認知発達の関係を調査した。就学時点でことばを獲得していなかった5名の自閉症の子どもを対象に,言語発達と認知発達を調べた。その結果,3名が小学部段階でことばを獲得し,2名は卒業までにはことばを獲得できなかったこと,ことばを獲得したグループは就学時点で感覚運動期段階VIであったことがわかった。この結果から,感覚運動期段階VIはことばの獲得のための必要条件であること,就学時点で感覚運動期段階VIを獲得している自閉症の子どもは,6歳以降でもことばの獲得が可能であることなどが明らかになった。This longitudinal study concemed the relationship between speech acquisition and cognitive development about the children with autism. 5boys who had no speech at 6 years old, were investigated about cognitive and speech development during 12 years. The following results obtained : 3children acquired speech by 10 years but 2 did not, and the cognitive development of the children acquired speech was Sensori-motor Stage VI at 6 years. It became clear that Sensori-motor Stage VI was prerequisites for speech acquisition for the children with autism, and the children gained Sensori-motor Stage VI were possible for acquisition of speech even if they tumed 6 years old.
- 新潟大学教育人間科学部の論文
- 2000-00-00
新潟大学教育人間科学部 | 論文
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