合併規制のスクリーニング機能に関する概説
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概要
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本論文は,合併規制のスクリーニング機能に関する既存の理論文献について,概説(サーベイ)を行う.独占禁止法に基づき規制当局が合併規制を実施する際,規制自体が合併企業に対する一種のスクリーニングとして機能する可能性がある.合併規制のスクリーニング機能を分析した既存研究の中で,特に重要と思われる4 本の論文(Besanko and Spulber (1993),Corchonand Fauli-Oller (2004),Gonzalez (2003),Cosnita and Tropeano (2009)) を採り上げ,それぞれのモデルと結論について簡潔な概説を試みる.また先行論文間の相違点と先行論文の問題点を指摘し,合併規制を分析する際に検討すべき今後の課題について議論する.
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